ふぉわラボ

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フォワーディング、物流、その他経験雑記

フォワーダー、通関業者、乙仲~国際物流に関わる業者分類~

 国際物流に関する仕事がしたい!と思って就職活動を10年程前にしていましたが、色々ネットで調べると色々な業者名が出てくると思います。

 

通関業者、船会社、船舶代理店、フォワーダー??、乙仲???

当時は手探りで会社説明会やネット情報から各会社の業態を調べていましたが、上記のワードに遭遇しつつも漠然と整理がつかないままでした、今日は国際物流に関わる業者を私なりに整理していきたいと思います。

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通関業者については、通関士試験の内容にもなっていますし、荷主に代わって港や空港の税関に、輸出入貨物に必要な申告を代行する業者ということで、イメージがつきやすいのではと思います。

 

実際に貨物を輸出入する際には、通関業者が代行している”通関”以外にも、貨物の配送手続きや船会社への書類差入れ等、多数の作業が必要になりますので、それらを一貫して行うのが、海貨業者や乙仲となります。

 

フォワーダーは海貨業者のグローバルバージョンといったイメージでしょうか。

海貨業者は、地場の港湾エリアでの輸出入に必要な一連の手続や作業を担いますが、

フォワーダーは輸出先の外国港到着後の必要な手続きや輸送サービスの提供も行います。もちろん、すべての作業を自社で実施することは厳しいので、現地の輸送会社や通関業者を選定、起用するような仲介的な役割でサービス提供しています。

 

 

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実際には通関業者は通関だけでなく、海貨業者として活動されている事がほとんどだと思います。通関業務や海貨業を営みつつ、フォワーダー業を行っている会社もあります。

 

営業取引上、この案件は別フォワーダーの傘下で通関や輸送部分のみ仕事させていただきます~というケースもあります!

 

仕事によって業者の立場も変わったり、フォワーダーや通関業者等の複数の役割を担っていたり、と考え出すと奥が深いです。。。

 

本当は、各業種毎でもっと記事が書けそうな気がしますが、長くなります(私自身がそこまで具体的に語れるほどの知見がないことの言い訳です…)ので、徐々にブラッシュアップしていければと思います!