TEUと世界のコンテナ取扱数量
◆TEUとは
輸出入用として世界中に流通する海上コンテナは20FTサイズと40FTサイズがありますが、各港や各国の取り扱い実績の統計を取るために、すべて20FTサイズに換算して集計することが多いです。これをTEUといいます。
TEU (Twentyーfoot Equivalent Units)
20FT1本であれば1TEU, 100本であれば100TEUです。
ちなみに、輸送手配等の実務面ではTEU等はあまり使わず、「20FTが〇本あります~」などと表現する事が多いです。
40FTについては1FEU(fortyーfoot)という単位がありますが、統計資料ではほとんどがTEUに換算されています。 40FT=2TEU
20FTと40FTの内訳ができてしまうと港取扱数量の統計等は逆に分かりにくかったり、取扱貨物量の規模を知るのにコンテナサイズの内訳はあまり重要でないためと思われます(推測)。
私も社内で自社の港別取扱数量の集計資料を作成する際は、TEU換算しております。
◆世界の世界のコンテナ取扱数量
下記は国が発表している世界の港別コンテナ取扱数量ランキングです。
この40年程で、コンテナ取扱数量自体が増加していること
経済が本当に欧米から中国へシフトしていったことが如実に
わかりますね。
※シンガポールは中継港として通過貨物が多くなっています。
これからの30年~50年、世界経済がどう移り変わっていくのか不透明ですが
輸出入の仕事に関わり続けていきたいところです。