コンテナの種類
コンテナの種類
輸出入貨物が詰め込まれるコンテナの種類と大きさを紹介していきます。
◆ドライコンテナ
前記事で紹介したドライコンテナです。
主にスチール製、内装床面は木材合板です。
温度設定等の機能はありませんので、定温管理の必要がない貨物に使います。
◆リーファーコンテナ
見た目も機能も冷蔵、冷凍庫のようなイメージです。
外寸はドライコンテナと同じ規格ですが、外装は白色でアルミ合金、内装はステンレスやアルミ合金等が使用されており、電源とつなぐことで約+25℃~-25℃の温度管理が可能です。(設定可能温度やコンテナ仕様により異なります)
食品や温度上昇で発火危険のある化学品等を輸送する際に使います。
また、フィルムやプラスチック製品でも温度上昇で膨張変形する事があるものを夏場限定で使用することもあります。寒冷地を輸送する際に、氷点下になると製品が変質してしまう場合は+温度設定にして輸送することもあります。
◆タンクコンテナ
液体貨物を運ぶためのコンテナです。
外枠(数の青色)の外寸は20FTコンテナと同規格です。
イメージ図
(絵が下手で申し訳ないです・・・良いサンプルがなく手書き再現しました)
◆その他 オープントップコンテナ、フラットラックコンテナ
コンテナ寸法内に貨物が収まらないような貨物を運ぶ際に使います。
ドライコンテナの天井がなかったり、横の壁がなかったりする形状です。
かなりレアだと思います。
◆まとめ
コンテナの種類を紹介しましたが、主流としてはドライコンテナ、次に多く使用されているのがリーファーコンテナやタンクコンテナかと思います。町でもよく観察しているとリーファーコンテナやタンクコンテナに出会えます。
陸地でコンテナを下図のように輸送することをドレイジ、ドレイジ輸送等と呼びます。
休日に輸送されているコンテナとすれ違うと、どこの船会社のコンテナ?どこの港に行くのかな?などとつい反応してしまい、すっかり職業病です(笑)