税番とは
税番について、初めての方向けに説明していきます。
税番とは…
「輸出入統計品目番号」、「関税番号」等と呼ばれています。
貨物を輸入する場合には、関税(および消費税)を輸入しなければなりません。
その物品の税番を分類
↓
税番に基づいた税率から関税額が確定します
↓
輸入者は関税を納めることで貨物を輸入できます
※輸出の場合も、税関(国)に税番を申告→この1件1件の申告が輸出・輸入貨物
の統計データとなっていきます。
税番の例
以下は”水”の輸入統計品目表(税番分類のための表は一般的に”タリフ”と呼ばれています)です。
税関HPからの抜粋ですが、水だけでもカッコ書きで細かく定義されております。。。
仕組みのイメージですが
最初の2桁は類といって、”第22類 飲料、アルコール及び食酢”と括られており、
この22類の中の色々な物品が3桁目以降で細かく規定されています。
類は97類まで規定されており、この世の中にあるほぼすべて(もちろん人間は含まれません)が分類できるようになっています。
税番の構成
世界税関機構(WCO)が管理している”HS条約”で、最初の6桁は世界共通です。
7桁目からは国別に定められた細分方法が使われます。
日本の税番は、 HS6桁+統計細分下3桁=9桁です
*最近ではNACCS(国際輸出入貨物に関する税関手続きの電子情報システム)用に第10桁目をつけることもあり。
まとめ
税番について、簡単にまとめさせて頂きました。
次回は、私が通関士試験対策として実務経験なしでどのようにこの税番を
勉強したのか、書いていきたいと思います。