ふぉわラボ

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フォワーディング、物流、その他経験雑記

税番とは

 

 税番について、初めての方向けに説明していきます。

 

税番とは…

「輸出入統計品目番号」、「関税番号」等と呼ばれています。

 

貨物を輸入する場合には、関税(および消費税)を輸入しなければなりません。

 

 その物品の税番を分類

 ↓

 税番に基づいた税率から関税額が確定します

 ↓

 輸入者は関税を納めることで貨物を輸入できます

 

※輸出の場合も、税関(国)に税番を申告→この1件1件の申告が輸出・輸入貨物

 の統計データとなっていきます。

 

税番の例

 

以下は”水”の輸入統計品目表(税番分類のための表は一般的に”タリフ”と呼ばれています)です。

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https://www.customs.go.jp/tariff/2020_6/data/print_j_22.htm

税関HPからの抜粋ですが、水だけでもカッコ書きで細かく定義されております。。。

 

仕組みのイメージですが

最初の2桁は類といって、”第22類 飲料、アルコール及び食酢”と括られており、

この22類の中の色々な物品が3桁目以降で細かく規定されています。

 

類は97類まで規定されており、この世の中にあるほぼすべて(もちろん人間は含まれません)が分類できるようになっています。

 

 

税番の構成

 

世界税関機構WCO)が管理している”HS条約”で、最初の6桁は世界共通です。

7桁目からは国別に定められた細分方法が使われます。

 

日本の税番は、 HS6桁+統計細分下3桁=9桁です

 

*最近ではNACCS(国際輸出入貨物に関する税関手続きの電子情報システム)用に第10桁目をつけることもあり。

 

 

まとめ

 

税番について、簡単にまとめさせて頂きました。

次回は、私が通関士試験対策として実務経験なしでどのようにこの税番を

勉強したのか、書いていきたいと思います。